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金星

日常のことなど

「わたしはモブである」という自意識

幼いころからアイドルや芸能人が大好きで、小学校4~5年生くらいまでは「わたしも将来こういう仕事がしたいなぁ」と思ったりしていたんだけど、もうちょっと大きくなると、今でいう厨二病みたいな自意識が芽生えて、「いや、わたしなんてテレビの中の人たちに比べたら、生まれも育ちも平凡だし、顔も可愛くないし、スタイルも悪いし、あんな風にキラキラできるわけがない。あの人たちは特別な、選ばれた存在で、物語の主人公で、一方のわたしはモブなんだ」という考え方をするようになった。

 

その考えは大人になっても抜けきらなくて、というか、中学生の頃みたいに卑屈に、斜に構えて考えることももはやなく、わたしが誰かの人生のモブである、ということが、わたしにとってものすごく自然で当たり前なことになってしまった。

 

でも、27歳の夏、突如として「わたしってもしかして、わたしの人生の主人公なのかもしれない!」と思えた。そう思えるような、大きな出来事があったのだ。

その出来事は、わたしじゃない人にとってはきっと大したことないことなんだと思う。だけどわたしにとっては天と地がひっくりかえるくらい大きな出来事で、今後の人生を大きく左右していく出来事だった。

 

自分が人生の主人公だということに気付くと、自分の周りの人たちが悩んだり怒ったり喜んだりしていることも、「他人事」ではなく「その人の人生の重要なエピソードだ」と思うようになった。そうすると、他人に興味が沸くし、他人の話を聴くのがぐっと楽しくなった。

 

夏に起きた大きな出来事は、ゴールへのきっかけにしかすぎなくて、例えていうなら一握りの雪のかたまりみたいなものだ。あとはわたしがそれを自分でごろごろ転がして、大きくして、大きな雪玉にしないといけない。

 

雪玉を転がしていく道は平坦じゃないので、途中いろんな障害があったり、邪魔が入ったりする。今はまさに邪魔が入っている時で、ここ最近は他のこと(仕事とか)が忙しかったこともあって、また段々心が閉じていって、「わたしはモブ」モードに入りかけていた。

 

そういう時は、映画やドラマの主題歌になっている音楽を聴く。

そうすると、自分が映画やドラマの主人公になった気持ちになる。ばかみたいだけど、これは結構効果がある。

最近は、Salyuの「HALFWAY」と、安室奈美恵の「Baby,Don't Cry」をよく聴いている。

 

明日からまた、自分のために頑張って生きていこう、と思う。

 

27年連れ添ってきた自意識は、なかなか簡単にはいなくなってはくれなくて、油断するとひょっこり「モブ」意識が顔を出す。そうなったとき、いつでも今の気持ちを思い返せるように、ブログに書いた。